マイスター ・エックハルト

1260年?~1328年?
ドミニコ会所属の修道士。総長代理、学院院長などを務める。

別名「 説教者兄弟会 」と呼ばれるドミニコ会の中でも卓越した説教の手腕を持っていたが、晩年にその言説が異端とされてしまう。
公には断罪されたが、彼の支持者達がひそかに残した論文や説教は引き継がれ、その後の哲学・心理学、またニューエイジ・スピリチュアリティ(スピリチュアル)に非常に大きな影響を与えることとなった。

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(エックハルトを評して)「自由な精神という名の樹に咲く、最も美わしき花だ」―精神科医C・G・ユング
 (岩波文庫1990 「エックハルト説教集」表紙より)
 

 バーダーによれば、ヘーゲルはそれまでエックハルトを名前でしか知らなかったので、エックハルトの著作を読んで聞かせると感激して、「その翌日に彼(ヘーゲル)は私の前で講義中ずっとエックハルトについてかたり、最後に『われわれは望むものを手に入れた』と結んだ」
(創文社2006「ドイツ語説教集」解説Ⅱ より)


師エックハルト、純粋の存在について語る
ただ唯一の言葉を語る、形のない言葉を
それは自分自身の存在、増えることも減ることもない
あの人はすばらしい師、みごとな講義をする
―作者不明
 当時の聴講者が書き残したエックハルトへの短い詩
( 新評論 1999「評伝マイスター・エックハルト」より)